● English Text-to-SpeechをAIFFに落とす方法
 友人えみりん嬢より、「English Text-to-Speechの音声をHD(AIFF)に落とすには?」とのご質問を受けました。僕は答えを見つけられませんでしたが、松岡@Time of Blueさん&LogicAudioレポートでお馴染みの鯖やん、両氏のご協力により、遂に可能であることが判明しました!!!

 当初、僕は諦めモードに入ってしまい、「MacのAudio/OUTからAudio/INにケーブルを結線、操作が簡単なAudioレコーディングソフトを利用して録音する」方法により解決しようと思っていました。

 しかし松岡氏より、「この件については、Apple社のTechnical Q&A "SND 15 - Speech Manager の出力のキャプチャ" で解説されています」とのご連絡を頂き、ソフトウエアの存在に期待を持つことができましたが、文中の「AIFF-Writer という DTS サンプルがあります」との記述が理解できませんでした。

 ところが鯖やんより、「ここの"AIFF Writer 1.0d5"っていう機能拡張は、サウンドマネージャ対応アプリで鳴らした音をファイルにしてくれます」とのご連絡を頂き、テストの結果、見事English Text-to-Speechの音声をAIFFに落とすことができました。

 それでは、その方法をご紹介致しましょう...

AIFF Writer まずは、「AIFF Writer 1.0d5」をDLし、機能拡張フォルダに入れて、Macを再起動します。

 次に、「サウンド」コントロールパネルを開いて、「サウンド出力」を選択、再生用の装置を「AIFF Writer」に設定します(画像)。

「サウンド」コントロールパネルは、OSのバージョンにより、コントロールパネルにインストールされない場合もありますが、「Apple エクストラ」フォルダに入っていると思いますので、そのまま起動してみてください。

 設定が完了したら、あとは「SimpleText」でお話させるだけです。サウンドの出力先を変更してあるので、当然スピーカーから音は出ませんが、いつの間にか「アプリケーション」フォルダ内に(たぶんこの中だと思う...)、「Sound 1」というAIFFが作成されます (^ ^) もし見つからなかったら、「Sherlock」のファイル検索で探してみて下さいね (^ ^;

 環境によっては安定しない場合もあるようですから(音量の調整を行うとクラッシュするとの報告が複数あります)、使用後は速やかに再生用の装置を「内蔵スピーカ」等に戻しておきましょう。

 尚、この機能拡張の特性はEnglish Text-to-Speechに限らず、本来スピーカから出る音を全てハードディスクに書き出すもので、例えばiTunesのストリーミングも録音されてしまいます。AIFF形式はファイルサイズが巨大になりがちなので、利用は必要最小限にしてください。

 最後になりますが、この件については両氏のご協力なしに解決することはできませんでした。重ねてお礼申し上げたいと思います、松岡さん、鯖やん、ありがとうございました m(_ _)m


※時期は不明ですが、上記リンク先のAIFF Writerは正常にダウンロードできない状態にあるようです。また、新しいものは正常に機能しないようなので、ウチで暫定的にアップしました(おそらく著作権上問題があると思われますが...)。とりあえずコチラからどうぞ!!! (^-^)

 AIFF Writer 1.0d5 (8KB)

 HOME